病院普通食における食物アレルギーへの配慮:(社)日本アレルギー学会認定教育施設でのアンケート調査の結果
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概要
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アレルギー食を提供している102の病院施設にアンケート調査用紙を送付し,アレルゲンとして頻度の高い食品の開始時期,献立作成,および食品選択にどのような配慮がなされているかを調査した.43施設(回答率42.2%)中,26%の病院で提供した食事でのアレルギー症状を経験していた.離乳食に加えるものを遅らせる配慮をしている施設の割合が高い食品は,卵(全卵:65.1%),乳製品(ヨーグルト:48.8%),小麦(パン:72.1%)であり,幼児食の献立に入れない配慮をしている施設の割合が高い食品は,いくら(90.7%),温泉卵(76.7%),鯖(72.1%),蕎麦(67.4%),ピーナッツ(65.1%)であった.アレルゲンとして頻度の高い食品の開始時期を遅らせることや献立に入れないことは,食物アレルギー発症や誤食による症状誘発の危険性への配慮であり,病院食の安全管理上重要と考えられる.
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日本小児アレルギー学会 | 論文
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