「初めて発作入院した」乳幼児喘息の臨床経過
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
【目的】急性増悪で初回入院した乳幼児喘息例の臨床的特徴を明らかにする.<BR>【方法】生後6ヶ月から5歳未満の間欠型または軽症持続型の喘息患者で,急性増悪により初回入院した29例の退院後長期投薬の有無による臨床経過の差を後ろ向きに検討した.<BR>【結果】退院後6ヵ月の観察期間で,長期投薬あり群(75.9%)の急性増悪再発率は0.66回/患者・年,なし群は1.00回/患者・年であった.長期投薬なし群はあり群と比較し急性増悪の再発頻度と再発までの期間に有意差を認めなかったが,有意に早く治療コントロール不良となった(p<0.05).再増悪ないし治療コントロール不良群は他のアレルギー疾患合併,好酸球増多の何れかを認める割合が高く(p<0.05),ダニ抗原感作陽性を加えた3因子のいずれかを有する傾向も高かった(P<0.05).<BR>【結論】初回入院後に再び急性増悪またはコントロール悪化を来たす例はアトピー素因を持つ例が多く,長期管理薬が投与されないとより早期にコントロール不良となる傾向であった.
- 日本小児アレルギー学会の論文
日本小児アレルギー学会 | 論文
- IMPROVED METHOD OF MEASRUING EXHALED NITRIC OXIDE (NO)
- タイトル無し
- タイトル無し
- タイトル無し
- INVESTIGATION ON THE USEFULNESS OF SPACER DEVICE FOR INHALATION OF:β2-STIMULANT WITH MDI IN ASTHMATIC CHILDREN