保護者アンケートからみた専門施設と一般施設における小児喘息コントロールの比較
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概要
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専門施設と一般施設における喘息コントロールについて比較するため,小児喘息患者の保護者に対し平成16年11月にアンケート調査を実施し,専門施設から392例,一般施設から1454例,合計1846例から回答が得られた.救急受診や入院の既往がある患者は一般施設に通院中の患者で多かった.喘息発作の有無に関わらず定期的に通院を継続している患者や喘息日誌をつけている患者,ピークフロー測定を行っている患者の割合は専門施設通院患者に有意に多かった.また予防薬使用の頻度には差はなかったにも関わらず,薬の使い方や作用についての理解度,あるいはコンプライアンスは専門施設通院中の患者で優れていた.専門施設通院患者の方が喘息症状コントロールが良好で,日常生活の障害や心の負担が少なく,患者や保護者の QOL もより高く維持されていた.喘息児の診療に携わる多くの一般小児科医はガイドラインを参考に患者教育をはじめとした診療レベルの向上を図る必要がある.
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日本小児アレルギー学会 | 論文
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