大阪地区小児気管支喘息の現状 患者家族と担当医へのアンケート調査結果:患者家族と担当医へのアンケート調査結果
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概要
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小児気管支喘息治療及び患者家族の現状と問題点について検討し, 今後の治療に役立てることを目的に, 大阪圏内15病院の小児科外来を受診した喘息患者家族とその担当医にアンケート調査を実施した. 期間は2003年8月から11月の4か月間で765人の回答を得た.対象者の病型別分類は, 間欠型383名, 軽症持続型231名, 中等症持続型119名, 重症持続型15名であった. 家族の喫煙率は62.8%で, 母が喫煙している場合, 調査期間中の患児の喘鳴が有意に多く認められ, 禁煙指導が必要と考えた. 日常生活でいらいらや憂鬱など心の負担を感じている家族が約1/4もいたが, 喘息重症度との関連はなかった. 医師の診察時に患者の社会背景や日常生活にも配慮した指導が必要と考えた. 使用薬剤では, テオフィリン及びロイコトリエン受容体拮抗薬の経口薬2剤が多く使用されていた. 吸入ステロイドは25.2%に使われ, 年齢別では6歳以上で多く, 重症度別では中等症持続型53.8%, 重症持続型73.3%であった. 患者の親及び主治医に, 吸入ステロイド療法の必要性と安全性の知識を広めるとともに, 乳幼児でも吸入可能な剤型が必要と考えた.
- 日本小児アレルギー学会の論文
日本小児アレルギー学会 | 論文
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