九州歯科大学附属病院協力型臨床研修施設への院内感染予防対策に関するアンケート調査
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概要
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歯科医療に伴う院内感染予防対策は2003年に米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention:疾病管理予防センター)より示された「歯科医療の院内感染対策ガイドライン」にそって行う必要がある.また,平成19年4月より改正医療法が施行され,院内感染制御体制整備の義務づけがなされている.九州歯科大学附属病院と各協力型臨床研修施設との連携を深め,院内感染防止対策を推進することを目的とし,どのような院内感染対策が行われているか調べるために,九州歯科大学附属病院協力型研修施設に対して感染予防対策に関する調査を行った.<BR>対象は平成19年度九州歯科大学附属病院協力型臨床研修施設90施設である.アンケートは郵送にて行った.90施設中69施設(76.7%)から回答を得た.グローブやマスクの着用率は高かったが,一日あたりのグローブの使用枚数については各協力型臨床研修施設間で大きな差がみられた.防護メガネやキャップ(帽子)の着用率はどちらも低かった.口腔外バキュームの設置率や使用率も低かった.院内感染予防対策の最新の情報を各協力型臨床研修施設に広めていく必要があると考えられた.
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