光触媒酸化チタンコーティングによる義歯床のプラークコントロールに関する研究 第2報 清掃法の違いがコーティング剤の残存に及ぼす影響:第2報 清掃法の違いがコーティング剤の残存に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,義歯清掃法の違いによって義歯床用レジンプレートに塗布した光触媒酸化チタン薄膜コーティング剤の残存率の違いについて検討することである.清掃方法は流水のみのコントロール群,義歯洗浄剤群,超音波洗浄器群および義歯用ブラシ群とした.コーティング薄膜のプレート上残存率について経時的に観察したところ,義歯用ブラシを用いて清掃を行うとコーティング薄膜はレジンプレート上にほとんど残存しないことがわかった.一方,流水のみ,超音波洗浄器および義歯洗浄剤での清掃の場合には,薄膜コーティング剤塗布直後と比較してほとんど変化が認められなかった.また,これら3種の清掃方法によるコーティング薄膜の残存率には有意差が認められなかったことから,これら3種の清掃方法は薄膜コーティング剤に対する影響はないと思われた.
- 九州歯科学会の論文
九州歯科学会 | 論文
- MI, DI, OFI を用いた韓国人青年の咬合状態の評価
- 10. 九州歯科大学附属病院における初診患者の最近 9 年間の推移について(第 55 回九州歯科学会総会講演抄録)
- 10∿0930 九州歯科大学付属病院における初診患者の最近 9 年間の推移について
- 日本人高齢者の歯列審美感
- P-3 ダウン症候群患者における歯科インプラントの応用(4 年半経過症例)