Erythropoietinとしゃ血を併用した鉄過剰症の治療
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概要
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Coombs陰性自己免疫性溶血性貧血の患者が,3カ月間に濃厚赤血球162単位の大量輸血を受け鉄過剰症となった。溶血はステロイドパルス療法と摘脾でコントロールできたが,鉄過剰症に対してはrecombinant human erythropoietin (Epo)を併用することで5カ月間に12,000 mlの瀉血を行い約4 gの鉄を除去することができた。鉄過剰症の治療にdesferrioxamineに比しEpoと瀉血の併用は有用であった。Epoの投与方法を皮下注射と静脈注射で比較し,赤血球増加作用は皮下注射の方が強かった。
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一般社団法人 日本血液学会 | 論文
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