膵石症に対するESWLと内視鏡治療後の膵内外分泌機能の変化
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概要
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膵石に対する体外衝撃波結石破砕療法(ESWL)と内視鏡治療は,その低侵襲性ゆえに近年,臨床応用が盛んに行われている.当科における治療成績でも,両者を併用することにより破砕効果97%,完全排石56%,疼痛改善効果97%であり,特に治療後の疼痛改善効果に優れていることが示されている.一方,膵外分泌機能に関しては,膵石治療後短期的には改善する症例が多かったが,長期経過では,膵外分泌機能,膵内分泌機能ともに低下する症例が多かった.特にアルコール性慢性膵炎での飲酒継続群では低下する傾向が顕著であった.
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