膵炎研究における最近の進歩
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概要
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膵炎研究の歴史は,一面では実験膵炎モデルの作成の歴史である.急性膵炎は,臨床経過が急激であり発症機構と重症化機構の解明には実験モデルの応用が不可欠である.慢性膵炎の研究では,臨床例では既に病態が完成しており,発症機構の解明には実験モデルの作成が重要である.これからも膵炎の病態解明には,膵の臓器特異性と炎症性疾患としての普遍性の2方向からアプローチする実験研究が強力な武器となるであろう.
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日本膵臓学会 | 論文
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