上大静脈高度狭窄にて恒久式ペースメーカーリード植え込みが困難であった1 例
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概要
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要旨:今回われわれは心房中隔欠損症(ASD)閉鎖術後に上大静脈(SVC)狭窄を来し恒久式ペースメーカー留置(PMI)が困難であった患者に対してSVC 再建後にPMI を施行し良好な結果を得た.症例は42 歳,男性.動悸を主訴に来院.Holter 心電図で徐脈頻脈症候群(SSS)を認め経皮的にPMI を試みたがガイドワイヤーがSVC を通過せず断念.造影CT でSVC 狭窄を認めたため開胸下にウマ心膜にてSVC 再建後にPMI を施行した.術後合併症なく良好に経過しており若干の文献的考察を加えてこれを報告する.
- 特定非営利活動法人 日本血管外科学会の論文
特定非営利活動法人 日本血管外科学会 | 論文
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