腰椎椎間板ヘルニア手術中に合併した左総腸骨動脈損傷の1例
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概要
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症例は19歳,女性.腰椎椎間板ヘルニア摘出術中に血圧が低下し,腹部の膨隆を認めた.CTにて左総腸骨動脈損傷と診断され当院へ搬送,緊急手術を行った.後腹膜腔には多量の血腫を認め,左総腸骨動脈は完全に断裂していたため人工血管を用いて再建した.腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行う際には,大血管損傷を生じる危険性を常に認識すべきであり,その兆候があれば迅速な診断・治療が必要である.
- 特定非営利活動法人 日本血管外科学会の論文
特定非営利活動法人 日本血管外科学会 | 論文
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