緊急ステントグラフト内挿術で治療した破裂性腹部大動脈瘤の4例
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概要
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緊急ステントグラフト内挿術で治療した破裂性腹部大動脈瘤の4例について報告する.年齢は60~90歳,男性3例,女性1例であった.術前Rutherford分類はレベル1が1例,レベル2が2例,レベル3が1例,Fitzgerald分類はII型1例,III型3例であった.EVARの術前評価は,2例では紹介医からの単純CTのみで,2例では造影CTでなされた.来院から手術までの時間は119±48分,全例にゴア社製エクスクルーダーが留置された.手術時間は212±93分,出血量は169±197gであった.3例はエンドリークなく経過したが,1例は早期にtypeⅠbエンドリークによる再破裂をきたし,瘤切除・人工血管置換術が行われた.90歳の高齢の1例を失ったが,3例は社会復帰している.
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