術前診断に超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診(EUS-FNA)が有用であった十二指腸カルチノイド腫瘍の一例
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概要
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症例は60代,男性.2008年4月に肝機能異常精査目的に当科紹介となった.スクリーニングの上部消化管内視鏡検査で十二指腸球部後壁に潰瘍を伴った粘膜下腫瘍を認めた.生検では正常粘膜しか得られなかったため,精査加療目的に入院となった.超音波内視鏡下穿刺吸引細胞診を施行し,管状・索状の腫瘍細胞の増生を認め,Chromogranin A,synaptophysin,CD56が陽性であり,十二指腸カルチノイド腫瘍の診断で十二指腸部分切除術を行った.術後34ヵ月が経過したが,現在無再発生存中である.
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