放射線照射部位に生じた線維肉腫
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概要
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45才女性の子宮頸癌術後の放射線照射部の臀部皮膚に8年後, 線維肉腫の発生をみた。約2年間の経過で肺, リンパ節転移がみられ死亡した。最終的な診断は線維肉腫で, 電子顕微鏡的にもそれに一致する所見をえた。線維肉腫の診断は場合により, 隆起性皮膚線維肉腫, 線維性組織球腫, 血管拡張性肉芽腫から鑑別されねばならないことが痛感された。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文
45才女性の子宮頸癌術後の放射線照射部の臀部皮膚に8年後, 線維肉腫の発生をみた。約2年間の経過で肺, リンパ節転移がみられ死亡した。最終的な診断は線維肉腫で, 電子顕微鏡的にもそれに一致する所見をえた。線維肉腫の診断は場合により, 隆起性皮膚線維肉腫, 線維性組織球腫, 血管拡張性肉芽腫から鑑別されねばならないことが痛感された。