Widespread Discoid Lupus Erythematosusの免疫学的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
DLEとSLEの関連性を明らかにする目的で, 典型的なdiscoid型皮疹を広範囲に多発しているwidespread DLEの15症例を, 皮疹の分布の程度に応じてI度からIV度に分類し, これらについてLE細胞, LE test, 抗DNA抗体, 抗核抗体, 補体価(C3), 血清免疫グロブリン, ツベルクリン反応, DNCB反応, PHAによる末梢血リンパ球のblastoid transformation, 末梢血リンパ球のsubpopulation(T cell, B cell)を検索し, 皮疹の分布状況との関連において検討した。以上の免疫学的諸検査成績を総合した結果, widespread DLEはやはりその臨床的検討結果と同じく, localized-DLEとSLEの中間に位置し, 状況に応じて両病型への移行傾向を示す中間型(移行型)であろうと推察された。
- 日本皮膚科学会西部支部の論文