ウズベキスタンにおけるリハビリテーションの現状
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概要
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<B>緒言</B><BR>筆者は、ウズベキスタン共和国(以下、ウ国)の国立障害者リハビリテーションセンター(以下、リハセンター)に理学療法士として勤務する機会を得たが、本邦において、ウ国のリハビリテーションに関する情報は皆無に等しかった。そのため本稿では、ウ国におけるリハビリテーションの現状を報告し、またウ国の医療・社会福祉制度の一端を紹介した。<BR><B>方法</B><BR>2010年8月から2012年6月の間で、ウ国のリハセンターにおいて見聞調査した情報と、文献および資料から得た情報をまとめた。<BR><B>現状</B><BR>理学療法士等の資格制度がないウ国では、リハセンターにおいて、医師と看護師がその役割を分担していた。入院患者の疾患は、整形外科疾患が半数以上であった。近年、年間患者数は4,000人を超え、平均在院日数は約2週間であり、日本のリハビリテーションセンターの状況とは大きく異なることが分かった。また、ウ国全土から患者を受け入れており、ウ国の中心的組織であることが伺われた。<BR><B>考察</B><BR>現在は、医学的リハビリテーションの機能に重点が置かれているため、社会的、職業的リハビリテーションの機能を充実させていくことは今後の課題である。
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