副咽頭間隙腫瘍に対する経頸部・経耳下腺-頸部アプローチ:7cm以上の3例の検討
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概要
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比較的大きな副咽頭間隙腫瘍 (PPST) に対しては下顎骨正中離断によるアプローチがとられる傾向が見られたが,現在では,下顎骨正中離断を行わなくても,経頸部アプローチ (transcervical approach〔TCA〕) あるいは経耳下腺-頸部アプローチ (transparotid -cervical approach〔TPCA〕) で,大半のPPSTが比較的安全に摘出できることが確認されている。これらの手技に伴う適応,限界,ピットフォールを7cm以上のPPST3例を通して解説したい。症例1は10cmの神経鞘腫,症例2は耳下腺深葉の悪性腫瘍,症例3は再発性の多形腺腫である。
- 耳鼻と臨床会の論文