睡眠呼吸障害患者に対する温度調節高周波治療装置 (radiofrequency volumetric tissue reduction; RFVTR) の術後痺痛および効果に関する検討
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概要
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睡眠呼吸障害 (sleep-disordered breathing; SDB) の手術治療として最近注目されている温度調節高周波治療装置 (radiofrequency volumetric tissue reduction; RFVTR) の効果や有用性を検討した。RFVTRは症例ごとに閉塞部位診断を行い、必要であれば軟口蓋、舌根、口蓋扁桃、鼻粘膜の複数部位に施行した。RFVTRは複数部位に施行されたものを含めてもUPPPや扁摘に比べ術後癒痛が軽度で、しかも早期に軽減する術式であることが判明した。また、UPPPやnCPAPほどではないが、自覚症状 (ESS)、他覚所見 (AHI) とも有意に (p<0.001) 改善するため、閉塞部位診断を行った上で手術部位を決定するならば、SDBに対するQOLを考慮した日帰り手術として効果が期待できると思われた。
- 耳鼻と臨床会の論文