喉頭に発生したMALTリンパ腫の1例
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概要
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声門上レベルに発生したMALTリンパ腫を経験した。MALTリンパ腫は胃を中心として発生することが多く、喉頭に原発するものは非常にまれである。MALTリンパ腫は悪性度の低いBcell由来のリンパ腫であり、放射線、化学療法といった治療に対する反応性が非常に良好な腫瘍である。今回の症例ではCO<SUB>2</SUB>レーザーにて減量した後、放射線単独にて40Gy照射を行い、追加治療もなく腫瘍は消失し、現在まで再発を認めず、音声も改善し経過良好であった。
- 耳鼻と臨床会の論文