〔クラリオン多施設共同研究結果報告-GLARION Organized Research Team Investigation (CORTI)-〕小児人工内耳埋め込み術におけるリスクマネージメント
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概要
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クラリオン®人工内耳は米国Advance Bionics社にて開発された人工内耳で、 1991年にFDAの認可を得て以来、欧米において普及している。2001年までに、約 6, 000例の埋あ込み手術が報告されており、これは全人工内耳例の約15%に当たる。わが国では1999年8月に医療器具として認可され、2000年4月に保険承認、それ以降急速な普及をみている。われわれの施設でも同人工内耳の埋め込み手術を約 30例に行っている。手術の概要については、本書に成人例、小児例について詳しく述べられているので、ここでは説明と同意、手術の合併症1)-7) 、それを防ぐための方法、術後の問題点といった観点から人工内耳埋め込み術について述べる。
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