多発がんの取り扱い:下咽頭がん手術症例における食道がんの取り扱い
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概要
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下咽頭がん手術症例120例について食道合併病変の取り扱いについて検討した。17例 (14%) に食道がんの合併を認め、17例中9例 (53%) は不染帯として発見されていた。食道がんの発生部位としてはIm、Eiが食道病変の83%を占めた。下咽頭がん手術症例においては食道がんの合併は予後因子と考えられなかった。これは、下咽頭がん手術症例は進行例の多いこと、食道がんがスクリーニングで発見されるため、早期発見、早期治療が可能なためと考えられた。
- 耳鼻と臨床会の論文