第2回頭頸部癌化学療法研究会喉頭部分切除術の適応
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概要
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1972年から1996年12月までに群馬県立がんセンター頭頸科で施行された喉頭部分切除50例について検討した。根治照射後の再発症例に27例、初回治療として部分切除施行23例であった。照射施行後再発例に対しての部分切除27例のうち局所再発は1例のみであった。照射後再発例に部分切除の適応を認め、特にT1声門癌症例のほとんどは二次治療を含め喉頭全摘が行われずに部分切除により発声機能を温存することが可能と思われた。水平喉頭部分切除術を行う声門上癌症例は頸部リンパ節に高率に転移を認め、予防的頸部郭清術が必要と思われた。
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