中国東北部の喉頭癌におけるヒトパピローマウイルス(HPV)DNAの検出
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
PCR-サザンハイブリダイゼーション法およびrestriction enzyme analysisとシークエンスを用い, 中国東北部における102例の喉頭癌についてヒトパピローマウイルス (HPV) DNAの検出, 型分類, さらにはこれら成績と臨床的意義やHPV感染とP53癌抑制蛋白発現との関連性について検討した. その結果, 102症例中HPV-DNA検出例は60例 (58.8%) であった. 型別内訳では16型と18型が主で, その他に33型, 6型, 11型が認められた. また, HPV混合感染例として, 16+6型, 18+6型が計20例19.6%に観察された. HPV混合感染例は女性に多く, かつ癌進展例に多い傾向がうかがわれた.
- 耳鼻と臨床会の論文