日本医科大学付属病院耳鼻咽喉科過去13年間の入院患者動態
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概要
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日本医科大学付属病院耳鼻咽喉科の過去13年間における入院患者6648人について調査した. 当科入院患者数は全病院の約6%を占めており, 13年間その割合に変化を認めなかつた. 慢性中耳炎, 慢性副鼻腔炎などの慢性炎症性疾患は高齢者が手術を受ける割合が増加傾向にあつた. 頭頸部悪性腫瘍患者数は全体の10%を占めており, 60歳代の患者数が最も多かつた. 今後, 高齢者の入院や手術件数が増加するにしたがい, 基礎疾患や術後合併症などへの対応の必要性が高まることが予想される.
- 耳鼻と臨床会の論文