Woodman手術における簡単な声門計測法
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概要
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Woodman手術は両側反回神経麻痺に伴う呼吸困難に対する声門開大術として, 一般的に行われている術式である. 本手術における声門開大度は, 術後の呼吸機能ばかりでなく音声機能にも大きく影響するため, 適切に行わなければならない. 通常声門の開大度は, 声帯突起と甲状軟骨下角との間を結ぶ糸の緊張の具合を加減しながら, 喉頭直達鏡下に声門を目測して決めているのが現状である. 今回われわれは簡単でより客観性のある声門の測定法として, メッシュ片を使う方法を工夫したので, その概要につき文献的考察を加えて報告した.
- 耳鼻と臨床会の論文