当科における喉頭癌の統計的観察
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概要
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1) 1980年から1984年の5年間に当科を訪れた喉頭癌患者は61例で, そのうち47例について分析を行つた.<BR>2) 年齢別では60代に多く, 部位では声門癌の頻度が最も高かつた.<BR>3) 47例の治療成績は, 5年粗生存率72%で, その内訳はStage I 93%, Stage II 78%, Stage III 67%, Stage IV 46%であつた.<BR>4) 局所再発を減少させること, およびStage II症例に対する治療成績向上が今後の課題と考えられた.
- 耳鼻と臨床会の論文