Obliterative Otitis Media
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概要
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1979年Tosが報告したobliterative otitis mediaと臨床像がよく一致する, 4症例を経験した. 鼓膜所見では, 穿孔や耳漏はなく, 多くの症例に軽度の陥凹が認められた. ティンパノグラムは, B型を示した. 耳X線写真では, 乳突蜂巣の発育は, きわめて不良であつた. 手術所見では, 線維性組織や小嚢胞が石灰化や硝子化を伴わずに増殖し, 中耳腔を充たしているのが特徴的であつた. 4症例とも手術にて聴力の改善は認められなかつた.
- 耳鼻と臨床会の論文