鼻アレルギー患者の鼻閉に対する外科的治療と急速減感作療法の併用療法
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概要
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鼻アレルギーの主症状である鼻閉の治療として保存的治療後に外科的治療を行つた症例14例と早期に外科的治療と急速減感作療法を併用した症例13例の半年後と一年後の治療効果を比較検討した. 半年後, 1年後の治療効果は, 手術法により差を認めたが, 全体としてはそれぞれ半年後92.9% (13例/14例), 92.3% (12例/13例), 1年後92.9% (13例/14例), 100% (12例/12例) と両群間に差を認めなかつた. 治療効果の点, また患者を長期間鼻閉で悩ませない点からも, 早期に外科的治療を行い急速減感作療法を併用することは鼻アレルギーの鼻閉に対する有効な治療法と考えられる.
- 耳鼻と臨床会の論文