嚥下困難を主訴とした多発性食道潰瘍 (べ一チェット病) の1例
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概要
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嚥下困難を主訴とし, 多発性食道潰瘍のみられた不全型べ一チェット病の1例を経験し, 若干の文献的考察を加えて報告した. この症例の嚥下困難の主因は, 食道の多発性潰瘍に伴う浮腫, 狭窄にあると考えられ, 症状の改善にステロイドが有効であつた. まれではあるが, 自験例のようなべーチェット病症例が嚥下障害を主訴として耳鼻咽喉科を来院する可能性があることを常に念頭におくべきと考えられた.
- 耳鼻と臨床会の論文