口腔内白色病変36症例38病変について肉眼所見および病理組織学的に集計して検討した.<BR>中高年者の男性の口腔内白色病変, 特に痛みと潰瘍を伴う場合, そしてその病変が舌, とくに辺縁部に認められた場合は悪性の可能性が高く, ただちに可能なかぎり切除生検を行つて病理組織学的に診断を確定すべきであると考えられた.