前頭洞に初発した非ポジキンリンパ腫の1例
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概要
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前頭洞原発の非ポジキンリンパ腫を経験したので文献的考察を加えて報告した. 症例は50才の女性で, 右眼瞼腫脹を主訴として, 来院した. 鼻腔内病変は見られなかつたが CT検査にて右の前頭洞より眼窩上部におよぶ腫瘍性病変が認められた. 入院後, 手術による病理組織検査結果, 非ポジキンリンパ腫という診断にて放射線治療を行つた. 完全寛解を得て, 現時点では再発も見られず経過良好であるが今後厳重な経過観察が必要である.
- 耳鼻と臨床会の論文