舌骨移動・喉頭再建術による新喉頭の機能検査成績
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概要
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喉頭全摘直後に, 舌骨上筋群を保存した舌骨を正中で割断, 気管断端の両側に移動させ縫着した上で, 気管断端を下咽頭に縫合し新喉頭を再建する術式を考案し, これを舌骨移動喉頭再建術と呼び症例を重ねてきた. 今回その16症例について発声, 嚥下, 鼻呼吸機能の検査を行つた.<BR>その結果, 発声と嚥下機能に関しては満足すべき成績であつたが, 鼻呼吸に関しては不満足な成績であつた. 術後機能良好例と不良症例を比較検討し, 手術手技上の問題点として新披裂部の適切な再建が重要であることを知つた.
- 耳鼻と臨床会の論文