一側性難聴者で会話の聴取困難を訴えた4症例に対してCROS補聴器の適応および適合について検討した. 一側性難聴者がどのような環境で聴取困難であるか充分検討し適応を判断すべきであると考えた. 従来の耳かけ式のCROS補聴器に対して不満であつた症例に対して, カナル型CROS補聴器を新しく開発し補聴器適合が成功した.