上顎洞癌の進展度分類はUICCにおいても未決定であるが, 1984年12月にAJCCとUICCとの会合があり, 統一見解が出されたので, そのT分類とN分類を紹介した.<BR>症例について検討すると, JJC案がより妥当と思われる面もあるが, 新しいUICC案が出来たことは喜ばしいことで, 今後はそれを積極的に使用し, 必要に応じて意見が述べられるような体制を整えるべきである.