突発難聴で発症した聴神経腫瘍6例の検討
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概要
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聴神経腫瘍による難聴は徐々に進行するものが多いとされているが近年突発難聴を呈するものも少なくない。1996年4月から2002年3月までの過去6年間に当院を受診した突発難聴症例のうち側頭骨MRIで聴神経腫瘍と診断された6例につき検討を行った。主訴として耳鳴が全例に認められ、聴力低下5例、眩暈は1例であった。聴力像にて3例が谷型を示した。SISItestは陽性1例、陰性3例であった。突発難聴に対し施行したステロイド治療に反応を示したもの (回復以上) は2例であった。
- 耳鼻と臨床会の論文