副鼻腔に発生した侵襲性線維腫症例
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概要
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副鼻腔領域に発生することはまれである侵襲性線維腫症 (aggressive fibromatosis) を経験した。症例は44歳女性で上顎洞から節骨洞に浸潤する腫瘍を認め、上顎部分切除術を行った。しかし眼窩下部皮下に腫瘍の再増大を認めたため、外切開による腫瘍切除を施行した。侵襲性線維腫症は局所再発傾向が強く、浸潤性に発育し臨床的には悪性像を呈する疾患である。このため腫瘍の浸潤範囲を十分に考慮した広範囲の切除が必要である。
- 耳鼻と臨床会の論文