マイコプラズマ肺炎に続発した急性一側性高度感音難聴の1例
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概要
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マイコプラズマ肺炎に続発した難聴で、一側性の高度感音難聴をきたした小児例を経験した0症例は9歳の男児。マイコプラズマ肺炎の診断で加療中、突然左難聴を自覚した。聴力検査で左高度感音難聴を認めたため、マクロライド系抗生剤を内服させながらステロイド剤などを点滴したが、左難聴は改善しなかった。なお経過中に髄膜炎、中耳炎の合併は認めなかった。マイコプラズマ肺炎に続発した感音難聴は報告例も少なくまた病態も明らかでないため、今後も症例の検討が必要であると考えた。
- 耳鼻と臨床会の論文