Blow out fractureに対する内視鏡を用いた下眼瞼切開法の治療経験
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概要
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Blow out fracture (吹き抜け骨折) の手術方法には様々な方法があるが, 耳鼻咽喉科医においては, 経上顎洞的にアプローチし, バルーンカテーテルを留置する方法が一般的である. しかしこの方法の短所としてバルーンが破れ, 圧が減少することにより目的の支持ができない事がある. またバルーン内圧が過剰になつたり, 骨折片が眼窩内眼窩内容に刺入することにより, 眼窩内合併症を生じる事もある.<BR>1994年1月から1996年5月までに当科で治療したblow out fracture 9症例中, 下壁骨折と内側骨折を伴つた2症例に対して, 下眼瞼切開に加えて内視鏡を用いた眼窩内容脱出部の整復術を行い, 良好な成績を得たので報告する.
- 耳鼻と臨床会の論文