クサノオウの染色体の形態的変異 I
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概要
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1. 各地域より集められた6株のChelidoniummajus (クサノオウ) の染色体数はすべて2n=10であった. しかしこれらの株の核型はそれぞれ大なり小なりの差異があった. 愛媛県重信町で採集された1株の体細胞染色体の1つは特に小さく他の株では例を見ないものであった.2. いずれの株においても染色体の大きさは大きいものから小さいものへと次第に変化し, 小さいものは大きいものの約半分の大きさであった. 10個の染色体中大きい側の4個は第一次狭窄を次中部にもつものが多く, 小さい側の6個は第一次狭窄を次端部にもつものが多かった.3. 花粉母細胞の減数分裂第1中期で染色体連鎖の種々の型が見られた. No.4-11では(4)+(4)+1IIの型が最も多く現われ, No.10-5では(4)+(3)+(3) と(10)とが他に比して多く現われた.
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