診療科連携により救命しえたフルニエ壊疽の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肝硬変を有する64歳男性が他院にて右殿部膿瘍と発熱で抗菌薬と切開排膿の治療を受けた.その後敗血症,播種性血管内凝固症候群,急性腎不全と診断され当院に転院となった.フルニエ壊疽と診断し,各科の協力を得て壊死組織の切除,便路変更術を施行した.MRI画像上骨盤内に膿瘍の残存を認めたため集学的治療による状態改善後も抗菌薬を2ヵ月間投与した.各科の協力を得て,重症軟部組織感染症であるフルニエ壊疽を救命しえた1症例を報告する.
- 順天堂医学会の論文
順天堂医学会 | 論文
- 胃粘膜における銀反応陽性細胞の分布とその陽性細胞の成り立ちについて (腎疾患のあれこれ)
- 乳腺外科手術の進歩 (第24回都民公開講座 乳がん治療の最前線)
- 鼡径部の子宮内膜症の1例
- 抗サイトケラチン抗体染色による胸部食道癌リンパ節微小転移の臨床的意義に関する検討
- リウマチ性疾患における抗-IgG抗体の特異性--抗・イデオ・タイプ自己抗体としての検討 (臨床免疫学)