細胞内侵入抗体による腫瘍血管へのドラッグデリバリー
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
細胞内へ効率的に取り込まれる「細胞内侵入抗体」は、Antibody―Drug Conjugate(ADC)の開発をはじめ、さまざまなDDS研究に応用可能な優れた細胞内薬物送達キャリアである。しかしながら、これまで、細胞内侵入活性を有する抗体を探索するために有効な方法論は存在せず、それが細胞内侵入抗体を利用した創薬の妨げとなっていた。本稿では、著者らの開発した細胞内侵入抗体の迅速単離法について紹介し、創薬標的として期待される腫瘍血管内皮細胞マーカーに対する細胞内侵入抗体による、腫瘍血管特異的な薬物デリバリーの有用性について概説する。
- 日本DDS学会の論文
日本DDS学会 | 論文
- 固形腫瘍における分子標的薬の現状と課題 : 腎がんの経験から
- 前立腺がんにおけるホルモン療法
- ホルモン製剤のDDSの基礎と臨床 : 特集によせて
- SN-38内包高分子ミセルNK012日米独立 phase I 試験
- 多機能性エンベロープ型ナノ構造体による人工遺伝子デリバリーシステムの創製 : 第7回日本DDS学会永井賞受賞によせて