SN-38内包高分子ミセルNK012日米独立 phase I 試験
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概要
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NK012は,CPT-11の活性体のSN-38を内包した高分子ミセル化製剤である.現在CPT-11は,幅広いがん腫に用いられているが,NK012はそのCPT-11と比較しSN-38の薬効を効率よく発現できると考えられている.日本とアメリカでそれぞれ独立したNK012の臨床第I相試験が行われ,その結果が報告された.これらの結果から,NK012の忍容性が確認され有用性が示唆された.次相からの試験において,そのDDS製剤としての特徴をはっきり証明することが期待されている.
- 日本DDS学会の論文
- 2009-01-23
著者
-
土井 俊彦
国立がんセンター東病院消化管内科
-
土井 俊彦
国立がんセンター東病院 上腹部外科
-
堀田 洋介
国立がんセンター中央病院消化器内科
-
濱口 哲弥
国立がんセンター中央病院消化器内科
-
高梨 正哉
日本化薬株式会社
-
土井 俊彦
国立がんセンター東病院消化器内科
-
濱口 哲弥
国立がんセンター中央病院 消化器内科
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