FS-DIVA：フィールドサーバによる観測データと撮影画像のための表示用Webアプリケーション
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概要
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フィールドサーバにより観測された気象や土壌データ，撮影された画像を表示するためのWebアプリケーションであるFS-DIVA（Data and Images Viewer Web Application for Field Server）を開発した．FS-DIVAの特徴は，フィールドサーバの既存のXML形式の設定ファイルやデータファイルをそのまま利用して動作することである．この特徴により，新たなフィールドサーバが追加された場合などにプログラムやデータを修正することなく，FS-DIVAが自動的に対応可能である．フィールドサーバにより観測されたデータは1日毎に1つのXMLファイルとして出力されるため，データや画像を長期的な連続データとして表示することが難しかった．この問題は大量のXMLファイルを高速に処理する前処理プログラムを開発することで解決した．前処理プログラムのXMLパース性能を見るために，SAX（Simple API for XML）とDOM（Document Object Model）の2種類のXMLパース速度の計測を行い，待ち時間に対する適切なデータ処理サイズ量を見積もった．ユーザインタフェースは最初にJavaアプレット版として開発され，ユーザの要望を反映した機能拡張が行われた．その後，Ajaxの登場に合わせてJavaサーブレット版が開発された．Javaサーブレット版ではパラメータ付きURLにアクセスすることにより結果を取得することができるので，フィールドサーバのデータを他のアプリケーションの入力として容易に利用することができる．
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