サケの産卵時期が脊椎骨数の変異に及ぼす影響
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概要
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北海道の千歳川と漁川において,サケの産卵時期と脊椎骨数の変異との関係を調査した。親魚の脊椎骨数は,早い時期に遡上する群のほうが遅い時期に遡上する群より多かった。同様の傾向は千歳川で異なる時期に採卵し,同一環境下で飼育した幼魚でも見られた。また,漁川では早い時期(1 月,2 月)に採集した稚魚の脊椎骨数の方が遅い時期(4 月)に採集した稚魚より多かった。これより,サケの脊椎骨数は遡上時期により変異し,その変異にはもともと遺伝的要因が関与していることが示唆された。
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公益社団法人 日本水産学会 | 論文
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