<I>In situ</I>重合改質剤を利用した熱硬化性樹脂の強靭化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
改質剤をモノマーの状態で熱硬化性樹脂中に添加し、樹脂の硬化時に改質剤の重合も行うことによって強靭化を達成する「<I>in situ</I>重合法」を用いた熱硬化性樹脂の強靭化について, 最近の研究成果を概説する。in situ重合法の利用により, 硬化樹脂内における改質剤の分散性が大幅に向上し, 強度低下等を抑制しつつの強靭化が可能となる。また, プロセスの簡略化や未硬化状態での低粘度化なども実現できる。N-フェニルマレイミドースチレン交互共重合体 (PMS) 系改質剤の<I>in situ</I>重合は、酸無水物硬化エポキシ樹脂やシアナート樹脂の強靭化に高い効果を示した。また,<I>in situ</I>生成架橋ポリベンジルメタクリレートはアミン硬化エポキシ樹脂の強靭化に有効であることが示された。
著者
関連論文
- In situ 生成ポリベンジルメタクリレートによるアミン硬化エポキシ樹脂の強靭化
- 材料技術(2)(講演セッション,第23回エレクトロニクス実装学会講演大会セッションサマリー)
- In situ 法を利用したスチレン-N-フェニルマレイミド交互共重合体とポリエチレンオキシドからなるグラフトコポリマーによるエポキシ樹脂の強じん化
- スチレン-N-フェニルマレイミド交互共重合体とポリオキシエチレンからなるマルチブロックコポリマーの in situ 生成による酸無水物硬化エポキシ樹脂の強靭化
- エンプラを感光性ポリマーに変える新技術 : 反応現像画像形成
- バイオマス由来リグノフェノールのエポキシ樹脂への適用
- 特集に寄せて(三次元実装材料)
- 電着塗装法によるポリイミド膜の形成
- 多環芳香族型エポキシ樹脂の硬化性と熱機械特性
- エポキシ変性ポリベンゾオキサジンの研究
- 特集に寄せて
- 様々な有機化クレイの調製とエポキシ/クレイナノコンポジットへの応用
- パワー半導体用高耐熱高熱伝導性樹脂
- プリント配線板の現状と今後の展望
- パワーデバイス実装プロジェクトと封止用耐熱性樹脂
- 高分子反応を利用したエンプラへの感光性付与 : 反応現像画像形成法
- 自己接着性を有する高性能複合材料用樹脂の強靭化
- In situ重合改質剤を利用した熱硬化性樹脂の強靭化
- ベンゾオキサジン系耐熱性ネットワークポリマー