脱塩素樹脂の基幹産業利用による二酸化炭素の削減
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1997年に容器包装リサイクル法が施行されてから一般廃棄物中の廃プラスチックのうち容器包装用のもののリサイクルが進んでいる. それは高価なリサイクル費用が支払われるためである. 特に使用済みペットボトルは化学リサイクルによるボトルからボトル (B to B) へのリサイクルをも可能にしている. また, このリサイクル費用は塩素を含む容器包装プラスチックのリサイクルをも可能にし, リサイクル量は著しく増えている. 熱分解およびNaOH溶液中における脱塩素のプロセスおよび基礎的速度について簡単に解説した. 脱塩素廃プラスチックを各地のエネルギー・素材産業で利用して炭酸ガスを削減する方策が示され, そのリサイクル費用は最終的にはごみ処理費用を目指すべきであることを強調した。
- 合成樹脂工業協会の論文
著者
関連論文
- 21世紀とセメント産業
- 水酸化ナトリウムを用いる酸化セリウム系ガラス研磨材のリサイクル工程
- ハイドロタルサイト焼成物を利用した塩化物イオン含有排水の新規処理方法
- 酸性雨中和剤としてのカキ殻の溶解特性
- 農業用ポリ塩化ビニルフルムの高温水溶液処理における分解挙動と生成する炭素質の特性
- リン酸トリメチルの加水分解を利用して合成したリン酸ランタンの形態と生成過程
- 高温アルカリ水溶液中における農業用塩化ビニル系ポリマーフィルム中の脱塩化水素挙動
- NaOH水溶液中酸素酸化による廃PET樹脂のケミカルリサイクリング(2)
- 廃PET樹脂の硝酸加水分解・酸化によるテレフタル酸とシュウ酸への再資源化
- 脱塩素樹脂の基幹産業利用による二酸化炭素の削減