熱硬化性超薄膜フィルム接着剤
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概要
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5-30μmの熱硬化性薄膜フィルムによる接着信頼性に対する種々の実験を行なった。このような薄膜接着では, 接着力および耐熱性は膜厚に強く依存するために, 熱圧着時のフィルム接着剤の流れ制御がきわめて重要な問題であることがわかった。一方で流れを押さえすぎると, 接着に必要な濡れが不完全になり, 接着力が低下したり, 凹凸のある面を埋めることができなくなる。したがって熱硬化性薄膜フィルムでの接着信頼性を確保するためには, 熱硬化前の接着剤の粘弾性特性を制御することが必要である。一方, 熱硬化後の接着剤の粘弾性特性は, 耐熱性等のよい指標になり, 特に硬化物のtanδの値が半田耐熱と良い相関をもつことが見出された。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文