インモールドコーティング成形技術によるバスタブの高品位化
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概要
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人造大理石調BMCのプレス成形にインモールドコーティング成形法を適用し, クリスタルバスの量産化に成功した。バスタブは大型でしかも深絞り形状であるため, 材料の流動性や圧力だけでなく, 硬化特性も不均一となる。硬化抑制剤の配合されたBMCを用いて, 被覆材料の注入タイミングの最適化を行なうことにより, 基材と被覆材料の密着性を安定確保することができた。さらに, 被覆材料の成形性を確保することも大きなポイントであった。本成形法により, 基材成形時の波打ちを取り除き, かつBMCに比べて表面の平滑性および光沢感を高めることができた。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
著者
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池川 直人
松下電工 (株) 生産技術研究所
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東 啓二
松下電工 (株) 生産技術研究所
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山内 哲
松下電工 (株) 生産技術研究所
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岡本 弘
(株) 日本触媒樹脂技術研究所
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田中 竜一
(株) 日本触媒樹脂技術研究所
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岡 茂
(株) 日本触媒樹脂技術研究所