エポキシ樹脂を中心としたRIM成形について
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概要
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RIM (Reaction Injection Molding;反応射出成形) は, 約20年前にポリウレタンの成形法として開発され, 1975年に自動車の外装材の成形に用いられて以来, プラスチックの大型部材や複合材料 (Reinforced RIM : RRIM) の省エネルギー成形法として, 一躍脚光を浴びてきた。<BR>その後, RIMシステムは, ポリウレタンに限らず, エポキシ樹脂, 不飽和ポリエステル, シリコーン樹脂等従来から注型法で成形していたものやフェノール樹脂, ポリジシクロペンタジエン等新たにRIM用樹脂として開発されたもの, ナイロンRIMに見られる熱可塑性のブロックコポリマー, 上記熱硬化性のプレポリマーとモノマーを組合せたIPN (Interpenetrating Polymer Network) -RIMなど次々と新しいRIMシステムが開発され, ナイロン, エポキシ樹脂, ポリジシクロペンタジエンなどは, それぞれの特徴を活かした原料が上市され, その用途開発が活発に行われている。<BR>RIM及びRRIMの現状と将来性については, 既に本誌でもポリウレタンを中心に紹介されているので, ここではエポキシ樹脂を中心としたRIM (RRIMも含む) について, その開発動向を紹介する。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文