ポリウレタンフォーム:-最近のトピックスを中心として-
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概要
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ポリウレタン樹脂は水酸基とイソシアネート基の反応で生成するウレタン結合により高分子化された合成樹脂である。又, イソシアネート基は水と反応して尿素結合を生成しながら炭酸ガスを発生する。この樹脂化反応とガス発生反応を併行させて早くから樹脂発泡体が作られてきた。<BR>最近はイソシアネート基の高い反応性を利用し, RIM (Reaction Injection Moldling) 成形法や充填材による強化 (Reinforced RIM) など成形面での技術革新が進められ更に用途が拡げられつつある。<BR>又, イソシアネートはウレタン化反応に加えて自身の重合によるイソシアヌレートフォーム, エポキサイドとの反応によるポリオキサゾリドンフォーム, 酸無水物との反応等と枠を拡げ, 耐熱性フォームの分野で工業化研究が進められている。<BR>一方原料のポリオール, イソシアネートもこれらの技術要求に応えて従来のポリエーテル, ポリエステルに加え新しい原料が開発されている。<BR>本報は, これら最近のトピックスについて交献を紹介する。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文